前回に続き、北鎌倉駅をスタートして円覚寺、明月院、建長寺、鶴岡八幡宮を経て鎌倉駅に至る北鎌倉の王道コースの後編をご紹介します。
【コース概要】
(1) スタート地点とゴール地点
スタート地点:北鎌倉駅(JR)、ゴール地点:鎌倉駅(JR)
(2) 順路
① 北鎌倉駅 ~ ② 円覚寺 ~ ③ 明月院(以上、前編)~(以下、後編)④ 建長寺 ~ ⑤ 半僧坊(建長寺内) ~ ⑥ 鶴岡八幡宮 ~ ⑦ 鎌倉駅
(3) 距離・所要時間(観光込み)
4km 2時間30分
【写真付き案内】
前編からの続きです。
④ 建長寺
明月院参道を後にして鎌倉方面に向かいます。県道21号線(鎌倉街道)を進みます。
途中にもお寺や切通しなどがあります。
長寿寺は足利尊氏ゆかりのお寺だそうです。
県道21号線に戻ります。レストランやお茶屋さんが点在しています。暑い時は「氷」の文字に惹かれますね。
建長寺が見えてきました。鎌倉五山の第一位ということで堂々とした構えです。
建長寺創設の名門私立中・高の鎌倉学園が隣接しています。
駐輪場も整備されています。サイクリングの途中で置き場を気にせずに立ち寄れます。
拝観料は大人500円、小人200円です。境内に入ると山門の大きさに圧倒されます。
山門右手の鐘楼にかかる国宝の梵鐘です。
仏殿です。
国宝の唐門です。
唐門の右奥に竜王殿と呼ばれる方丈があり、自由に見学できます。
方丈の中では、座禅をすることもできます。
庭園を鑑賞できます。
⑤ 半僧坊(建長寺内)
方丈を出て境内の奥に進むと、半僧坊大権現(建長寺の鎮守である半僧坊を祀る神社)への道に出ます。
道中は、のどかな田舎道のような感じです。
途中、道しるべとなる石碑とその奥に佇む達磨大師の像があります。
達磨大師像アップ。
達磨大師像を過ぎた鳥居をくぐると、本格的な石段登りがスタートします。
かなりの段数のある石段ですので、心して登りましょう。
最後の登りとなる石段の脇には12体の天狗像が置かれています。
天狗像の様子。
長い石段を登りきると、半僧坊大権現に到着です。
大権現付近はかなり見晴らしがよく、富士山展望台があります。
この日もうっすらとですが、富士山が見えました。
相模湾を見渡すこともできます。相模湾見晴台の手前にはベンチが設置されており、お弁当を食べて一休みしている人たちがいました。
天狗像越しの海も見えます(写真では分かりにくいですが)。
半僧坊からは、天園ハイキングコースに向かうことができます。
人気のあるハイキングコースです。いつかご紹介したいと思います。
⑥ 鶴岡八幡宮
半僧坊までの道のりを引き返して、建長寺を後にします。県道21号に戻り、鎌倉方面に向かうと巨福呂坂洞門(こぶくろざかどうもん)と呼ばれる落石防護施設(トンネルのように見えますが、天井は吹き抜けです)があります。
さらに進むと、右手に県立近代美術館鎌倉別館が見えます。ちなみに県立近代美術館の鎌倉館は2016年1月で一般公開が終了しています。葉山館は公開しています。
なだらかな下り坂を歩いていくと、鶴岡八幡宮の入り口が見えてきました。正面入り口ではありませんので、正面から入りたい方は、そのまま道なりに歩いていくと到着します。
また(笑)、石段を登ります。
本宮の西側に出ます。
本日も多くの人で賑わっています。
お参りをして大石段を降りると、この日も舞殿で結婚式が挙げられていました。
舞殿に向かう新郎新婦と親戚の方々です。
八幡宮の正面から若宮大路を臨みます。
⑦ 鎌倉駅
八幡宮を後にして、若宮大路を鎌倉駅方面に向かいます。
鎌倉駅に到着しました。お疲れ様でした。
【推奨コメント】
円覚寺、明月院、建長寺、鶴岡八幡宮と有名な寺社仏閣を訪れるため、観光に費やす時間が多くなりますが、石段登りをすると結構な運動量になります。
1日かけて鎌倉を堪能する場合は、午前中に本コースを歩いて頂き、午後は江ノ電などの交通機関を利用して鎌倉大仏などの観光コースを設定するプランがお勧めです。午後も歩き主体のプランとすると相当の疲労が予想されます。
(記:2017年6月7日)
【オプション周辺コース】
(1)スタート地点まで
大船駅~北鎌倉駅まで歩くと、2.4km・30分の追加です。
(2)ゴール地点から
鎌倉大仏まで歩くと、1.9km・25分の追加です。
【詳細地図を表示したい方は以下をクリック】