今回は、藤沢の中央を流れる引地川沿いの自然を満喫するコースをご紹介します。
藤沢駅をスタートした後、引地川沿いを上流に向かって歩き、引地川親水公園と大庭城址公園をめぐった後、辻堂駅を目指します。
藤沢駅をスタートしたのが午前11時で、ゴールの辻堂駅に到着したのが午後2時となり、全部で3時間の行程でした。距離にすると9.6kmとなります。
ちょうど桜が満開の時期で、引地川沿いや引地川親水公園、大庭城址公園の見事な桜を楽しみながら楽しく歩くことができました。桜の写真もたくさん掲載していますので、お楽しみください。
【コース概要】
(1) スタート地点とゴール地点
スタート地点:藤沢駅(JR・小田急・江ノ電)、ゴール地点:辻堂駅(JR)
(2) 順路
① 藤沢駅北口 ~ ② 引地川沿い ~ ③ 引地川親水公園 ~ ④ 大庭城址公園 ~ ⑤ 辻堂駅
(3) 距離・所要時間
9.6km 3時間(観光含む)
【詳細地図を表示したい方は以下をクリック】
【写真付き案内】
① 藤沢駅北口
藤沢駅北口をスタートして、西(辻堂方面)へ進みます。
東海道線の線路脇を進んでいきます。
② 引地川沿い
引地川にかかる橋に到着しました。ここから上流へ向かって川沿いを進んでいきます。
川沿いには桜並木が断続的に続いています。以下、桜の写真をお楽しみください。
途中、小さな公園もあります。もちろん桜も植えられています。
沿線道路からの桜の眺めです。
満開の桜が堪能できます。
柏山神社のある柏山公園に着きました。
公園には池と弁財天、稲荷神社があります。
田畑が広がる大庭地区に入りました。川沿いに農地が続きます。
菜の花も楽しめました。
田植えの準備が進む田んぼの向こうに引地川沿いの桜が咲いています。
川沿いに戻ると、枝垂れ桜もありました。
③ 引地川親水公園
引地川親水公園に着きました。この公園も桜の名所です。
公園内には、「ふるさとの森」と呼ばれる森があります。
ふるさとの森の山の中にも桜が満開でした。
森の端には大庭神社があります。
拝殿は周囲を自然に囲まれています。
引地川親水公園内の桜並木です。多くの花見客が訪れています。
水辺に下りることも可能です。
引地川の両岸に桜が並びます。
④ 大庭城址公園
引地川親水公園から道路を挟んで向かい側にある大庭城址公園に向かいます。写真の丘の上に公園が広がっています。
住宅街を抜けたところに、公園の東側入口があります。
大庭城は、関東平氏の流れをくむ大庭氏の居城とされていますが、記録があるのは室町時代中期に太田道灌が本格的な築城を行ってからのことです。
その後、北条早雲に攻め取られて小田原北条氏の支配下に置かれた後、豊臣秀吉の小田原攻めとともに廃城となっています。
現在の公園は、多くの花見客で賑わっています。
花見客で賑わう広場は、「さくらの園」と呼ばれています。
公園の正面入り口からの眺めです。桜の下を登っていくと、先ほどの広場に着きます。
⑤ 辻堂駅
大庭城址公園を後にして、辻堂駅を目指します。
県道43号線沿いに「舟地蔵」というお地蔵さまがあります。台座が舟型になっているため舟地蔵と呼ばれています。
北条早雲が大庭城を攻めた際、付近一帯が沼地のため攻め入ることができずにいると、近くに住む老婆から引地川の堤を切れば沼が干上ることを聞き出し、ようやく攻め落すことができました。しかし、秘密漏れを防ぐため老婆を斬り殺してしまったため、その老婆を供養するために舟地蔵が建てられたという伝承があります。
舟地蔵のとなりには舟地蔵公園という公園もあります。
引地川を臨むながら県道43号線を辻堂駅方面に向かいます。
しばらく歩いて辻堂駅北口に到着しました。駅前には大規模なショッピングモール(テラスモール湘南)がありますので、買い物や食事が楽しめます。
お疲れ様でした。
【推奨コメント】
桜の季節にはどこを歩いても満開の桜が堪能できるコースです。藤沢駅、辻堂駅からほど近い距離で、豊かな自然や田園風景が楽しめます。桜の季節以外もお薦めです。
(記:2018年4月1日)