歩いてみよう箱根駅伝!相模湾がまぶしい3区・4区をめぐる(鉄砲宿・戸塚~国府津駅・小田原)|コース no.16

今回は、箱根駅伝の3区と4区にまたがるコースをご紹介します。

3区の横浜と藤沢の境界地点である鉄砲宿をスタートし、藤沢市街を抜けて茅ヶ崎市の海岸に出ます。その後、134号線を海岸に沿って西に向かい、平塚市から大磯町に至ります。国道1号を通って二宮町を通過し、4区の途中にある小田原市の国府津駅まで歩きます。

鉄砲宿をスタートしたのが午前9時で、目的地の国府津駅に到着したのが午後3時となり、全部で6時間の行程となりました。

距離にすると29.2kmで、箱根駅伝の実際の区間距離(3区:21.4km、4区:20.9km)よりは長いですが、箱根駅伝では両区間とも1時間程度で選手は走っています。今回かかった時間の6分の1(4倍速いペース)となり、選手たちの速さが良く分かります。

【コース概要】

(1) スタート地点とゴール地点

スタート地点:鉄砲宿バス停(神奈中バス)、ゴール地点:国府津駅(JR)

(2) 順路

① 鉄砲宿バス停 ~ ② 遊行寺・藤沢橋 ~ ③ 浜見山・浜須加 ~ ④ 茅ヶ崎海岸 ~ ⑤ 湘南大橋・唐ケ原交差点(平塚中継所) ~ ⑥ 国道1号(大磯・二宮) ~ ⑦ 国府津駅

(3) 距離・所要時間

29.2km 6時間

【詳細地図を表示したい方は以下をクリック】

グーグルマップ

【写真付き案内】

① 鉄砲宿バス停

スタート地点となる鉄砲宿バス停です。近くにあった影取池に住む大蛇を、鉄砲で撃ち殺したという伝承があることから鉄砲宿と呼ばれています。

バス停までは、藤沢駅・大船駅・戸塚駅のいずれかから、神奈中バスで向かうことができます。

鉄砲宿バス停
【鉄砲宿バス停】

旧東海道戸塚宿の案内板が設置されています。戸塚宿と藤沢宿を結ぶウォーキングルートも人気があります。

旧戸塚宿周辺の案内板
【旧戸塚宿周辺の案内板】

藤沢バイパス出口からの旧東海道は、現県道30号(戸塚茅ヶ崎線)となります。藤沢方面に向かって進みます。

県道30号を藤沢方面へ
【県道30号を藤沢方面へ】

しばらくすると、遊行寺坂上の交差点に差し掛かります。この先は遊行寺坂となっており、復路8区では登り坂が続く難所の一つとなっています。

遊行寺坂上・交差点
【遊行寺坂上・交差点】

遊行寺坂の様子です。復路は登り坂ですが、選手たちはペースを落とさずに駆け抜けていきます。

復路の難所・遊行寺坂
【復路の難所・遊行寺坂】

② 遊行寺・藤沢橋

遊行寺坂の由来となっている遊行寺です。踊念仏で有名な一遍上人を宗祖とする時宗の総本山です。

遊行寺・入口
【遊行寺・入口】

遊行寺の本堂です。遊行寺や旧・藤沢宿周辺のウォーキングコースについては、コースno.6で紹介しています。是非、ご参考ください。

遊行寺・本堂
【遊行寺・本堂】

藤沢宿・一遍上人・義経と盛りだくさん!藤沢駅近辺の歴史を探訪する(藤沢駅~藤沢本町)|コース no.6

藤沢橋の交差点を直進して進んでいきます。

藤沢橋・交差点
【藤沢橋・交差点】

③ 浜見山・浜須加

しばらく歩き、藤沢駅近辺を通過します。ひたすら道なりに進んでいきます。

藤沢駅近辺を通過
【藤沢駅近辺を通過】

道路は東海道線の線路を跨ぎますが、歩行者の通行ができないため側道を進みます。

跨線橋は側道を進む
【跨線橋は側道を進む】

藤沢警察署前の分岐に差し掛かります。茅ヶ崎方面を目指して進みます。

藤沢警察署前を茅ヶ崎方面へ
【藤沢警察署前を茅ヶ崎方面へ】

松下電工の広大な工場跡地に建設された藤沢SST(サスティナブル・スマート・タウン)の前を通ります。

松下電工跡地の藤沢SST
【松下電工跡地の藤沢SST】

浜見山交差点に差し掛かります。左に行くと辻堂海岸・辻堂海浜公園があります。右に行くと辻堂駅に至ります。

浜見山・交差点
【浜見山・交差点】

茅ヶ崎市に入りました。引き続き直進します。

茅ヶ崎市に至る
【茅ヶ崎市に至る】

高い鐘楼が見えてきました。ここに松下政経塾があります。

松下政経塾のシンボル・鐘楼
【松下政経塾のシンボル・鐘楼】

松下政経塾の入り口です。広大な敷地の中で、政治家を目指す人たちが寄宿舎生活を送っています。

松下政経塾・入口
【松下政経塾・入口】

県道30号線の終点が近づいて来ました。海岸線に出ます。

県道30号線の終点付近
【県道30号線の終点付近】

県道30号線と国道134号線が交わる浜須加の陸橋に着きました。相模湾が一望できます。

浜須加陸橋からみる相模湾
【浜須加陸橋からみる相模湾】

江の島も望むことができます。

浜須加陸橋から臨む江の島
【浜須加陸橋から臨む江の島】

浜須加交差点を茅ヶ崎方面に向かって進んでいきます。

浜須加・交差点
【浜須加・交差点】

④ 茅ヶ崎海岸

茅ヶ崎海岸は多くのサーファーで賑わっています。遠くに烏帽子岩が見えます。

茅ヶ崎のサーファーと烏帽子岩
【茅ヶ崎のサーファーと烏帽子岩】

はるか遠くに伊豆半島の山々が見えます。

茅ヶ崎海岸から伊豆方面を臨む
【茅ヶ崎海岸から伊豆方面を臨む】

海岸を歩いてサザンビーチに至りました。シンボルの「茅ヶ崎サザンC」があります。

サザンビーチのC
【サザンビーチのC】

海岸線と134号線の間には砂防林としての緑地が整備されています。海岸の日差しを避けながら歩いていくことが出来ます。

134号線沿いに続く砂防林の緑地
【134号線沿いに続く砂防林の緑地】

⑤ 湘南大橋・唐ケ原交差点(平塚中継所)

湘南大橋に差し掛かります。橋の途中で平塚市に入ります。平塚・茅ヶ崎周辺のウォーキングコースについては、コースno.9で紹介しています。是非、ご参考ください。

湘南大橋を渡り平塚へ
【湘南大橋を渡り平塚へ】

平塚から湘南大橋を渡り、茅ヶ崎の海岸線を探訪する(平塚駅~茅ヶ崎駅)|コース no.9

湘南大橋から臨む平塚市街です。かなたには大山がそびえています。

湘南大橋から平塚市街を臨む
【湘南大橋から平塚市街を臨む】

湘南大橋から臨む相模湾です。

湘南大橋から臨む相模湾
【湘南大橋から臨む相模湾】

大磯を目指し、平塚の国道134号線を進みます。

平塚の国道134号線を行く
【平塚の国道134号線を行く】

唐ケ原の交差点に差し掛かります。3区と4区との平塚中継所が置かれます。

平塚中継所となる唐ケ原交差点
【平塚中継所となる唐ケ原交差点】

西湘バイパスの入り口に至ります。この先は大磯駅方面を目指して側道を進みます。

西湘バイパス入口を側道へ
【西湘バイパス入口を側道へ】

⑥ 国道1号(大磯・二宮)

大磯駅前の交差点を左折し、小田原方面を目指します。

大磯駅前交差点を左へ
【大磯駅前交差点を左へ】

国道1号を小田原方面に進んでいきます。

国道1号を小田原方面へ
【国道1号を小田原方面へ】

東海道の昔を感じさせる松並木に差し掛かります。大磯・二宮周辺のウォーキングコースについては、コースno.13で紹介しています。是非、ご参考ください。

東海道松並木
【東海道松並木】

「湘南発祥の地」大磯の歴史を探訪し、二宮・吾妻山公園に登る(大磯駅~二宮駅)|コース no.13

旧吉田茂邸の前を通り過ぎます。

旧吉田茂邸・入口
【旧吉田茂邸・入口】

しばらく歩き、二宮町に入りました。

二宮町に入る
【二宮町に入る】

二宮駅前を通り過ぎます。

二宮駅前
【二宮駅前】

しばらく歩き、やっと小田原市に入りました。

小田原市に入る
【小田原市に入る】

国道1号からも相模湾を臨むことができます。

国道1号から臨む相模湾
【国道1号から臨む相模湾】

⑦ 国府津駅

国府津駅前の交差点に差し掛かります。この時点でスタートから約6時間が経過しており、足も痛くなっていましたので、国府津駅でゴールとしました。あと7km(1時間半程度)歩き続けると、小田原駅に至ります。

国府津駅前交差点
【国府津駅前交差点】

国府津駅に着きました。大変お疲れ様でした。

国府津駅
【国府津駅】

【推奨コメント】

コースの大半が海岸に沿っており、開放感あふれる相模湾を満喫できます。また、戸塚宿・藤沢宿・大磯宿といった旧東海道の名残を感じながら歩くことができます。距離が長いため、途中の大磯駅や二宮駅をゴールと設定しても十分に楽しめます。

それにしても1区間、約20kmをほぼ全力疾走していく駅伝の選手たちの走力はすごいですね。

(記:2017年11月5日)