藤沢駅南口から海岸沿いにかけて広がる鵠沼(くげぬま)地域のウォーキングコースご紹介します。
江ノ電の始発である藤沢駅から線路に沿って歩いて鵠沼海岸に出ます。海沿いを散策した後、鵠沼伏見稲荷神社や八部公園、長久保公園などをめぐりながら藤沢駅に戻ってきます。所要時間は2時間半程度です。
【コース概要】
(1) スタート地点とゴール地点
スタート地点:藤沢駅(JR、小田急、江ノ電)、ゴール地点:藤沢駅
(2) 順路
① 藤沢駅 ~ ② 鵠沼海岸 ~ ③ 鵠沼伏見稲荷神社 ~ ④ 八部公園・長久保公園 ~ ⑤ 藤沢駅
(3) 距離・所要時間
9km 2.5時間
【写真付き案内】
① 藤沢駅
藤沢駅南口からスタートします。小田急百貨店に直結している江ノ電乗り場に向かいます。
江ノ電藤沢駅ターミナル(左側の白い建物)に入っていく江ノ電が見えます。
江ノ電の高架に沿った道路を歩いていきます。
しばらく歩いて藤沢駅の次の石上駅に着きました。
石上駅と次の柳小路駅との間では、道路の真横を江ノ電が通っており、絶好の撮影ポイントとなっています。
いったん江ノ電の線路を離れて、鵠沼の住宅街の中を歩いてみます。
住宅街の中にある桜小路公園には立派な蓮池があります。この辺り一帯は、かつては広い湿地帯で野池が散在していたそうです。その池に鵠(白鳥)が飛来したことが鵠沼という地名の由来となっています。
この蓮池は、地元住民の保全活動により維持がなされています。
鵠沼の街並みを象徴する黒松のある風景です。静かな街並みが続きます。
② 鵠沼海岸
江ノ電の鵠沼駅です。地下を通ってホームに到達します。
鵠沼駅のすぐ先には境川という川が流れています。川沿いを歩くと江の島に至ります。
境川に架かる鉄橋を江ノ電が渡っていきます。
境川沿いにも松の木が点在しています。
川沿いにある下藤が谷公園ではかわせみが観察されています。
下藤が谷公園にある池です。
江の島のシーキャンドルを臨みながら歩いていきます。
川沿いの民家の敷地に生えている立派な松の木があります。
川沿いを離れて海岸に至る道路を進んで行きます。
途中、小田急江ノ島線の踏切を渡ります。片瀬江ノ島駅と鵠沼海岸駅の中間あたりです。
海岸に到着しました。
江の島が良く見えます。手前は新江ノ島水族館です。
岩をかたどった車止めが並ぶ国道134号線の歩道を歩いていきます。
鵠沼海岸一帯は湘南海岸公園として整備されており、海風のテラスというボードウオークなどがあります。
この日は5月初旬でしたが、天候に恵まれビーチで大勢の人が遊んでいます。
③ 鵠沼伏見稲荷神社
134号線沿いには、スケートボードやBMXなどで遊べるスケートパークがあります。
江の島を眺めながらスケートボードなどの練習ができます。
海を離れて住宅街に入り、鵠沼伏見稲荷神社に着きました。昭和18年(1943)年に京都の伏見稲荷大社から分霊を勧請して創建され、「湘南のお稲荷さん」として親しまれています。
鵠沼伏見稲荷神社の鳥居です。朱色が印象的です。
神橋を渡って境内に入ります。
鵠沼伏見稲荷神社の社殿です。
奥宮に至る参道には朱色の鳥居が並んでいます。
奥宮参道に並ぶ朱色鳥居は、一基25万円で奉納できるそうです。
鳥居の並ぶ参道をぬけたところにある稲荷社にお参りします。
④ 八部公園・長久保公園
さらに住宅街を進むと、八部(はっぺ)公園に着きます。高校野球の県予選が行われる野球場や、テニスコート、プールなどがあります。
この日は地元の高校野球部の練習試合が行われていました。
公園内にはC11型蒸気機満車の「しおかぜ」が展示されています。同型の機関車が大井川鉄道を走っています。
八部公園の脇を流れる引地川沿いを上流に向かって歩くと、長久保公園に着きます。
長久保公園は「都市緑化植物園」として整備されており、多くの草花や生垣迷路などがあります。
園内では花や植木を購入することもできます。
⑤ 藤沢駅
長久保公園を後にして、藤沢駅まで歩きます。2.5km、およそ30分の行程です。お疲れ様でした。
【推奨コメント】
鵠沼というと高級住宅街のイメージですが、地名の由来となった湿地帯の名残を残す池が点在しており、かわせみも観察されるなど意外なほど自然を楽しむことができます。
また、江ノ電や鵠沼海岸など、湘南の雰囲気を存分に堪能することができるウォーキングコースです。
(記:2019年5月7日)