近年、ビール好きの間でクラフトビール人気が高まっています。
鎌倉で唯一、クラフトビールを製造している鎌倉ビール醸造株式会社の鎌倉ビールをご紹介します。
鎌倉ビール醸造株式会社とは
鎌倉ビール醸造株式会社(以下、鎌倉ビール㈱)とは、鎌倉市大町に本社を置く、鎌倉市内で唯一のクラフトビールメーカーです。
本社は製造工場を兼ねており、名越切通しのそばにあります。
名越切通し付近のウォーキングコースについては、コースno.15で紹介していますので、ご参考ください。
▶▶▶ 所要時間6時間!鎌倉七口(切通し)を1日で歩いて回るとこうなった(極楽寺駅~朝比奈バス停)|コース no.15
鎌倉ビール㈱では、現在、
● 鎌倉ビール「星」ペールエール
● 鎌倉ビール「月」アルト
● 鎌倉ビール「花」ブラウンエール
● 葉山ビール ビター
● 江の島ビール 江の島ケルシュ
● 横須賀ビール ビター
ぼ5種類のクラフトビールを製造・販売しています。
鎌倉ビール「星・月・花」の3種を購入
同社で製造販売しているビールのうち、鎌倉ビールの「星・月・花」の3種を購入してきました。
同ビールは、鎌倉近辺の酒屋さんで購入できるほか、鎌倉ビール㈱のネットショップでも購入できます。また、鎌倉市内の飲食店で味わうこともできます。
そもそも、「星月夜」という鎌倉の枕詞もあるとおり、この枕詞も意識しながら鎌倉にあったネーミングをしたのだと思います。
参考)我ひとり鎌倉山を越え行けば星月夜(ほしづきよ)こそうれしかりけれ
永久百首(永久4年・1117)
それぞれの商品のボトルには、以下のようなメッセージが書かれています。
星
鎌倉十井の中では、つとに有名な坂の下の「星の井」。「星月の井」とも呼ばれてています。昔は昼なお暗き山深い所、この井戸を除くと昼でも星が輝いて見えたそうです。今は水も汲めませんが、水うまし鎌倉の伝統はこのボトルの中に。悠久の星を仰ぎながら、生きた酵母の味をどうぞ。
月
鎌倉中期の日記文字「十六夜日記」の作者阿仏尼は一時期、極楽寺近くの月影ヶ谷に住んでいました。十六夜の月は十五夜に比べ五〇分ほど遅れて出るので、いざよう(ためらう)とか。そこに奥ゆかしさを感じます。清澄な鎌倉の月を愛でながら。生きた酵母と無ろ過の味をお愉しみください。
花
源氏の紋は「笹りんどう」。鎌倉の市の花も「りんどう」です。緑濃き鎌倉の谷戸や小道にひっそりと咲く可愛らしき青紫の花。市の木は「山桜」ですから、鎌倉人こそ、春は桜、秋はりんどうを愛でつつ、このビール。生きた酵母の味と芳醇な香りが心の中に一輪の花を咲かせてくれます。
武家の都でもあり、文学者の街でもある鎌倉へのこだわりが感じられます。
また、ラベルには鎌倉の象徴である鳩が描かれています。
ペールエールの「星」をいただく
まず、ペールエールの「星」をいただきました。
泡がふっくらと立ち、味わいはとてもまろやかです。ビールの苦みが苦手という方にもお勧めできるビールです。どんな食事にも合うと思います。
アルトの「月」は飲み口スッキリ
次に、アルトの「月」を味わいました。
色、薫りから黒ビールをほうふつとさせますが、飲み口はとてもスッキリしています。芳醇な残り香が口中に漂います。
黒ビールの苦手な方にもお勧めできる味わいです。
ブラウンエールの「花」の香ばしさを堪能
「花」はいわゆる黒ビールです。
黒ビールならではの香ばしさが堪能できます。本格的な肉料理など、ズッシリくる料理にも負けない存在感があります。食事を摂りながらじっくり味わうことをお薦めします。
個性豊かな鎌倉の地ビールです。お土産や、鎌倉での食事の際に、是非味わってみて下さい!